コースレイアウト
名古屋競馬場1400mは、第4コーナーポケットからスタートし、約400mと比較的長い直線を走りコーナーに侵入します。ゴール前直線は、200mとかなり短い距離となっております。スタート後の先行争いは、最初の直線が長いため、比較的激しくなることは少ないです。
枠順の有利不利
名古屋ダ・地方ダ1400mの枠順比較(集計期間:2015-2019)
枠順 | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
地方 (連対率) | 20.1 % | 20.4 % | 20.5 % | 20.9 % | 20.6 % | 20.2 % | 20.6 % | 22.3 % |
名古屋 (連対率) | 21.6 % | 22.1 % | 21.6 % | 22.2 % | 21.5 % | 20.6 % | 22.4 % | 24.2 % |
名古屋競馬場ダート1400mでは、枠順の有利不利はありません。これは、スタートから最初のコーナーまでの距離がある程度確保されているため、枠順による有利不利が少なくなっていると考えられます。
脚質の有利不利
名古屋ダ・地方ダ1400mの脚質比較(集計期間:2015-2019)
脚質 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
地方 (連対率) | 45.8% | 30.7% | 15.3% | 5.7% |
名古屋 (連対率) | 63.1% | 32.9% | 14.3% | 4.4% |
通常地方競馬場では、「逃げ・先行」有利が基本ですが、名古屋競馬場ダート1400mの「逃げ」連対率は、とてつもなく高い数値となっております。最初の直線終了後、第一コーナーでハナを切れる馬の勝率がかなり高いということです。差し・追込がまず届くということはあり得ないと考えてよいでしょう。
騎手の有利不利
名古屋ダ1400mの騎手比較(集計期間:2015-2019)
騎手 | 岡部誠 | 村上弘 | 大畑雅 | 今井貴 | 加藤聡 | 平均 |
全体 (連対率) | 46.6% | 24.9% | 28.0% | 30.8% | 23.7% | 30.8% |
ダ1400m (連対率) | 46.1% | 24.4% | 28.1% | 32.1% | 24.5% | 31.0% |
岡部騎手の連対率が飛び抜けて高いことがわかります。また、リーディング上位騎手の成績が総じて良いことから、騎手に関しては固く決まりやすいでしょう。
血統の有利不利
名古屋ダ・地方ダ1400mの血統比較(集計期間:2015-2019)
種牡馬 | サウスヴィグラス | パイロ | ゴールドアリュール | シニスターミニスター | フリオーソ | 平均 |
地方 (連対率) | 28.8% | 23.5% | 26.3% | 28.4% | 23.9% | 26.1% |
名古屋 (連対率) | 33.7% | 19.5% | 30.0% | 24.6% | 26.6% | 26.8% |
サウスヴィグラス産駒が特に好成績を残しております。騎手同様、リーディング上位の種牡馬産駒が総じて好成績を残しており、騎手同様セオリー通りの結果が予想できます。
少し注意が必要な産駒は、パイロ産駒です。1400mは得意な距離と思われますが、名古屋1400mに関して言えば、少し成績に不安があります。