コースレイアウト
札幌芝1200mは、向正面ポケットからスタートし、直線約420m後に3コーナーに突入します。ゴール前直線は、約260mと非常に短くなっております。
高低差は0.7mと他の競馬場に比べ起伏がなく、平坦なコースとなっております。1200mの場合、スタートからコーナー進入までは緩やかな上り坂となっており、そこからカーブの間は少し下り、ゴールまでの直線でまた少し上るといった形になっております。
枠順の有利不利
札幌芝・中央芝1200mの枠順比較(集計期間:2015-2019)
枠順 | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
中央 (連対率) | 14.3 % | 14.1 % | 13.5 % | 13.5 % | 14.4 % | 14.6 % | 13.2 % | 11.1 % |
札幌 (連対率) | 16.8 % | 13.3 % | 12.8 % | 14.2 % | 14.2 % | 13.0 % | 12.7 % | 18.4 % |
札幌競馬場の芝1200mでは、大外枠(8枠)の連対率が、中央平均に比べても突出して高いことがわかります。
これは①スタートの直線(420m)がやや長く設定されている②札幌のカーブがかなり大回りといった要因が考えられます。
脚質の有利不利
札幌芝・中央芝1200mの脚質比較(集計期間:2015-2019)
脚質 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
中央 (連対率) | 27.9% | 17.4% | 9.6% | 4.1% |
札幌 (連対率) | 26.7% | 19.2% | 11.0% | 5.2% |
札幌競馬場芝1200mでは、中央平均に比べ、やや「逃げ」の連対率が低く、それ以外が少し上回っているのがわかります。札幌競馬場は、平坦かつカーブが大回りのため、カーブでの仕掛けがしやすいのが特徴です。そのためやや「逃げ」の連対率が他の競馬場に比べ低い結果となっております。
騎手の有利不利
札幌芝・中央芝1200mの騎手比較(集計期間:2015-2019)
騎手 | ルメール | 川田 | 武豊 | 福永 | 戸崎 | 平均 |
中央 (連対率) | 37.9% | 31.3% | 27.8% | 36.2% | 28.4% | 32.3% |
札幌 (連対率) | 33.3% | 50.0% | 27.8% | 40.0% | 6.7% | 31.5% |
札幌芝1200mでは、川田騎手の連対率が高くなっていることに注目です。逆に、戸崎騎手の連対率が低いことが分かります。平均連対率は、中央平均とそう変わらないことから、比較的固く決まりやすいと言えるでしょう。
血統の有利不利
札幌芝・中央芝1200mの血統比較(集計期間:2015-2019)
種牡馬 | ディープインパクト | ハーツクライ | ロードカナロア | ステイゴールド | ルーラーシップ | 平均 |
中央 (連対率) | 21.2% | 14.9% | 23.8% | 10.5% | 18.9% | 17.8% |
札幌 (連対率) | 7.3% | 24.1% | 23.5% | 18.2% | 0% | 14.6% |
ディープ産駒の連対率が非常に低く、比較的長距離を得意とする「ハーツクライ産駒」や「ステイゴールド産駒」が高い連対率を出しています。これは、札幌競馬場が洋芝であり、パワー・スタミナを要する馬場であるためです。